📊 釣り事故の現状
日本では年間約600件の釣り関連事故が発生し、約200名が命を落としています。 特に海釣りでの転落事故が全体の約70%を占め、波にさらわれる事故が多発しています。 船釣りでの海中転落、川釣りでの増水による流される事故も深刻です。 ライフジャケットの着用により生存率が大幅に向上するため、適切な安全対策が重要です。
600件
年間釣り事故
200名
年間死者数
70%
海釣り事故
5倍
LJ着用効果
🎣 釣り場別の事故リスク
🌊 海釣り（防波堤・磯）
主なリスク
- • 高波による転落・流される
- • 濡れた足場での滑落
- • 突然の大波（三角波）
- • 潮の満ち引きでの孤立
- • 強風による帽子・道具落下
危険な条件
- • 台風・低気圧接近時
- • 風速10m/s以上
- • 波高2m以上
- • 満潮・干潮時刻
- • 夜間・薄暮時
🚤 船釣り
主なリスク
- • 船からの転落
- • 船酔いによる体調不良
- • 釣り針による怪我
- • 急な天候変化
- • エンジントラブル・漂流
危険な条件
- • 海上強風警報発令時
- • 視界不良（霧・雨）
- • 小型船での沖釣り
- • 単独での出航
- • 無線機器なし
🏞️ 川釣り・湖釣り
主なリスク
- • 急な増水・流される
- • 滑りやすい岩場での転落
- • 深みにはまる
- • 水温による低体温症
- • 藪・崖での怪我
危険な条件
- • 上流での雨・ダム放流
- • 雪解け水の流入
- • 渇水による地形変化
- • 夜間・単独釣行
- • 携帯電話圏外
🚨 転落事故の対処法
💧 水中に落ちた時の対処法
即座にすべきこと
- パニックにならず冷静を保つ
- 浮力確保（ライフジャケット・浮き具）
- 重い装備を外す
- 体力温存・無駄な動きを避ける
- 救助を求める声・手を振る
状況別対応
- • 海：離岸流に注意、岸と平行に泳ぐ
- • 川：流れに逆らわず斜めに泳ぐ
- • 湖：最短距離で岸へ向かう
- • 船から：船を離れず近くで浮く
- • 夜間：ライト・反射板で位置知らせ
🛟 救助者の対応（目撃者の行動）
1
即座に救急要請
119番・海上保安庁（118番）・警察（110番）
2
浮き具投げ込み
ライフリング・ペットボトル・クーラーボックス
3
声かけ・励まし
「救助が来るから頑張って」「そのまま浮いていて」
4
安全な救助準備
ロープ・竿での救助、無謀な飛び込み禁止
🪝 釣り針事故・怪我の対処
🩹 釣り針刺傷の処置
応急処置手順
- 患部を清潔な水で洗浄
- 出血している場合は圧迫止血
- 針が深く刺さった場合は抜かない
- 周囲を固定し動かさない
- 速やかに医療機関受診
やってはいけないこと
- • 無理に針を引き抜く
- • 汚れた手で触る
- • アルコールで消毒
- • 針を押し込む
- • 患部を揉む
🐟 魚による怪我
危険な魚・対処法
- • ゴンズイ：毒棘刺傷→即座に温湯浸漬
- • エイ：毒針刺傷→医療機関急行
- • ウニ：棘刺傷→ピンセットで除去
- • オニオコゼ：毒棘→温湯・救急搬送
- • サメ：咬傷→圧迫止血・救急要請
毒魚刺傷の応急処置
- 刺傷部位を海水で洗浄
- 45度程度の温湯に30-60分浸漬
- 痛み軽減・毒の無効化
- アレルギー反応注意
- 医療機関での治療
🎽 釣り安全装備
🛡️ 必須安全装備
- • ライフジャケット（自動膨張式推奨）
- • 防水携帯電話ケース
- • 救急セット・常備薬
- • ヘッドライト・懐中電灯
- • ホイッスル（緊急用）
- • 滑り止め靴・スパイク
- • レインウェア・防寒着
- • 浮き輪・ライフリング
📡 通信・ナビ装備
- • 携帯電話・予備バッテリー
- • 無線機（船釣り・山間部）
- • GPS・魚探（位置確認）
- • 緊急用フレア・発煙筒
- • 反射材・LEDライト
- • 気象アプリ・ラジオ
- • 海図・地図
- • コンパス
🏥 医療・サバイバル
- • 包帯・ガーゼ・絆創膏
- • 消毒薬・抗生物質軟膏
- • 痛み止め・解熱剤
- • アレルギー薬・エピペン
- • 体温計・血圧計
- • 保温用ブランケット
- • 水分・非常食
- • 着火剤・ライター
📋 釣り場での安全管理
📅 事前準備・情報収集
気象・海象情報
- • 天気予報・警報注意報
- • 風向・風速・波高
- • 潮汐・潮流情報
- • 水温・透明度
- • 日の出・日の入り時刻
釣り場情報
- • 地形・水深・障害物
- • 危険箇所・立入禁止区域
- • 最寄りの医療機関
- • 携帯電話電波状況
- • アクセス・駐車場
👥 グループでの釣行管理
安全管理体制
- • 経験者をリーダーにする
- • 全員の連絡先交換
- • 定期的な安全確認
- • 緊急時の役割分担
- • 帰宅予定時刻の共有
単独釣行の注意
- • 行き先・帰宅時刻を家族に連絡
- • 定期的な安否連絡
- • 危険な場所は避ける
- • 十分な装備・食料携行
- • 早めの撤収判断
🆘 HelpCall - 釣り緊急通話サービス
釣り場での緊急事態、HelpCallで迅速な救助要請
🎣
釣り場緊急通報
転落・怪我・遭難が発生した瞬間、ワンタッチで海上保安庁・救急隊・家族に同時緊急連絡できます。
📍
正確な位置情報送信
海上・河川・山間部での正確な位置情報を自動送信し、ヘリコプター・救助艇による迅速な救助を支援します。
⏰
自動安否確認
単独釣行時の安全確認機能で、定期的な安否報告がない場合に自動で家族・友人に連絡します。
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※ 登録無料・月額料金なし・緊急時のみ300円（税込）